カナダの基本情報
カナダは北米大陸に位置する国です。首都はオタワ。世界で2番めに大きな国で、日本の27倍という広い面積を持っています。
毎年多くの移民を受け入れていることもあり、カナダの人口は年々増加しています。2024年にカナダの人口はようやく4000万人に到達しました。
その9割がカナダの南、アメリカとの国境から160キロ圏内に住んでいると言われ、カナダの人口分布は非常に都市集中型となっています。
国内でも4時間半の時差

カナダは広い国なので、国の中に6つの時間帯があり、同じ国内でも4時間半の時差があります。主に州ごとに異なりますが、中にはサマータイムを採用している地域と採用していない地域があったりと様々です。
ナイアガラの滝があるオンタリオ州は、ニューヨークと同じ東部標準時間(EST)に属しているので、日本との時差は14時間。3月から11月までのサマータイムの間は13時間の時差になります。
カナダはイギリス連邦の国
カナダはイギリス連邦を構成する国の一つです。国家元首はイギリスの国王、チャールズ王になります。
まだエリザベス女王がお隠れになったばかりなので、カナダのコインには全てエリザベス女王のお顔が刻印されていますが、いずれチャールズ王のお顔が刻印されたコインも発行されるでしょう。
カナダの通貨

カナダの通貨はカナダドルです。2024年3月31日現在、カナダドルは1ドル=110円強になっています。
カナダドルの紙幣は紙ではなくプラスチック(ポリマー)製です。額面ごとに色が違うので、「こども銀行のお金のよう」と言われます。
コインは、現在5セント、10セント、25セント、1ドル、2ドルの5種類が流通しています。1セントコインは廃止になったため、現金で精算する際は5セント単位で切り上げ切り下げとなりますので、驚かないでください。
カナダの車は右側通行
通常イギリス連邦の国は、日本と同じように車は左側通行です。カナダは大国アメリカと地続きで、車で行ったり来たりすることも多いため、アメリカに準じて右側通行になっています。
カナダで歩く際、運転する際には十分気をつけてください。
カナダの公用語
カナダは植民地時代からの歴史がある移民の国で、過半数を占める民族がいません。そのため英語とフランス語の二公用語が定められています。
カナダの中でもケベック州はフランス語のみが公用語です。その他の州は概ね英語が公用語となっています。
ビザは必要?カナダへの入国

日本人は、カナダへの短期入国に際してビザを取得する必要はありません。主に観光を目的とした6ヶ月以内の滞在の場合ビザ免除が適用されます。
ただし入国に際して電子渡航認証(eTA)が必要です。カナダに渡航する際は、あらかじめeTAを取得しておきましょう。
電子渡航認証(eTA)について
電子渡航認証(eTA)はカナダ政府の公式ページからオンラインで申請します。申請には、パスポートの他、Eメールアドレスやクレジットカードの情報が必要です。
いくつかの質問に回答し、C$7をクレジットカードで支払うと、ほとんどの場合数分で発行されます。
稀に捕捉文書の提出が求められ、手続きに数日を要することもありますので、カナダへの渡航が決まったら早めに手続きを済ませておくと良いでしょう。電子渡航認証(eTA)の有効期限は5年(以内、パスポートの期限が切れるまで)です。
ビザの必要があるケース
6ヶ月以上の滞在、および仕事に就いて収入を得るためには、カナダのビザを取得しなければなりません。
就労ビザ(Work Parmit)、学生ビザ(Study Parmit)、観光ビザ(Visitor Record)と永住権(Permanent Residence)などの種類があります。
また日本とカナダはワーキングホリデーの協定を結んでいるので、18才から30才までの人はワーキングホリデービザの申請も可能です。
カナダは治安が良くて水がきれいな国
カナダでは、アメリカのように個人での拳銃所持は認められていません。深刻な人種差別もなく、大らかな人が多いせいか、治安が良いこともカナダの特徴です。
またカナダは水のきれいな国で、水道水もそのまま飲めます。
治安が良くて水もきれいなため、カナダは初めての海外旅行にもおすすめのディスティネーションです。次のご旅行の機会には、ぜひカナダへお越しください。ナイアガラの滝でお待ちしています。