UBERは知っていてもLyftは知らないという人が多いかもしれません。UBERのように世界的に展開していませんが、Lyftはアメリカとカナダでは人気のライドシェアです。
2023年11月末、Lyftがナイアガラ地区でのサービスを開始しました。LyftはUBERのように日本語でアプリを使えませんが、Lyftの方がUBERより低料金です。
タクシー、Lyft、UBER。上手に使いこなしてナイアガラの滝観光を楽しみましょう。
ライドシェアについて
日本でも2024年4月より、地域など限定はあるもののライドシェアが一部解禁になりました。日本ではまだ馴染みのない言葉かもしれません。念のため「ライドシェア」という言葉の定義を確認しておきましょう。
ライド‐シェア(ride share)
自動車の運転者とそれに相乗りする人、または相乗りする人同士を引き合わせるサービス。スマートホンのアプリやソーシャルサービスを通じて、目的地を同じくする運転者と相乗り希望者の間でやり取りがなされる。ライドシェアリング。ライドソーシング。→オンライン配車サービス
[補説]日本では、有償で人を輸送できるのは第二種運転免許を有する者のみと定められているため、運転者に報酬は支払われない。そのかわり、ガソリン代や高速道路の料金代を割り勘にするなどの形で、運転者の金銭的負担を軽減する方法がとられている。
出典 :デジタル大辞泉 https://daijisen.jp/digital/
ナイアガラで利用できるライドシェア
海外では日常生活に欠かせないシステムになりつつあるライドシェア。北米ではUBERとLyftが2大シェアを誇っています。
UBER
ウーバーイーツを展開していることから、日本でも知名度が高い会社です。カナダでも、ドライバーの数も利用者の数も多く一番ポピュラーなライドシェアと言えます。
使用言語に日本語を選択できるので、日本からの旅行者にも使い易いアプリです。
Lyft
北米ではよく知られている会社です。料金がUBERより低く設定されていて、タクシーの1/2から1/3程度な場合が多く、割安感と安心感を合わせ持っています。
例えば女性客には女性ドライバーを優先的にマッチングさせる機能も実装されていて、女性にもおすすめできるアプリです。
タクシーより使いやすいのでは?
最近はツアー料金を抑えるためか徒歩ツアーも多くなっています。ただ当日の天候やお客様の体調により徒歩ツアーは難しい場合があります。
そんな時のためにわたしはタクシー会社の配車アプリを使っていましたが、料金は目安が表示されるのみで、実際の支払いはたいてい目安より高額です。せっかく呼んだタクシーが他の人に乗って行かれてしまったということもありました。
どんなドライバーが来るかわからないタクシーより、ドライバーに対するお客様からの評価が公開されるライドシェアの方が、不安や不快な思いをする恐れがないようです。
特に土地勘のない旅先でなら、タクシーを使うよりドライバーの身許も目的地までの料金も明確なライドシェアの方が便利で安心と言えるでしょう。
UBERかLyftか
ライドシェアは需要と供給のバランスなどにより料金が算出されるため、いつでも必ずタクシーより安いとは限りません。以下は、ある日のテーブルロックからシェラトンホテルまでの料金を比べた各アプリの画面です。
Lyftでほぼタクシーと同額、UBERはタクシーより高額でした。
ナイアガラの滝周辺は徒歩やWEGOバスも利用できるので、タクシーやライドシェアを使う機会は、主に郊外のナイアガラオンザレイクまで足を伸ばすような時でしょう。
先日各アプリで比べてみた、ナイアガラフォールズ市内からナイアガラオンザレイクまでの料金を参考に紹介します。
料金が安いLyftか、日本語でアプリが使えるUBERか。いずれにしろタクシーよりもライドシェアの利用に軍牌が上がるように思います。
観光シーズン中はWEGOバスを乗り継いでナイアガラオンザレイクへ行くこともできますが、時間がもったいないという方にはライドシェアの利用がおすすめです。