レインボーブリッジの渡り方!歩いて国境を越える

レインボーブリッジから眺めるナイアガラの滝 現地情報fromナイアガラの滝

ナイアガラの滝は、カナダとアメリカの国境に位置しています。国境の橋レインボーブリッジを渡って両国間を行き来する人も少なくありません。

日本のパスポートとアメリカのESTA(事前渡航許可)があれば、歩いてでもこの橋を渡れます。レインボーブリッジを歩いて渡り、カナダからアメリカへ行く方法と注意事項をまとめてみました。

国境にかかる橋、レインボーブリッジ

レインボーブリッジは、カナダオンタリオ州のナイアガラフォールズ市とアメリカニューヨーク州のナイアガラフォールズ市を結ぶ国境の橋です。

カナダとアメリカの国境となっているナイアガラ川には、4本の国境の橋がかかっています。そのうちの1本であるレインボーブリッジは、渡りながらナイアガラの滝を眺められるため、主に観光客が利用するする橋となっています。

バス以外の大型車は通行できませんが、徒歩でも渡れます。橋の真ん中、実際の国境でナイアガラの滝をバックに写真を撮れるため徒歩で渡る観光客も多い橋です。ただしレインボーブリッジは国境であり観光地ではありません。橋の真ん中まで行ってカナダ側に引き返す観光客もいますが、厳格な係員に当たると怒られます。最悪、イミグレーションの記録に記載されてしまうかもしれません。

*多くの場合あまり厳しいことは言われませんが、わたしはおすすめしていません。アメリカには入らずカナダへ戻る方はリスクがあることを理解した上で、あくまでも自己責任でお願いします。

レインボーブリッジを徒歩で渡るために必要な書類

まずパスポートです。カナダもアメリカも出国審査のない国なので、パスポートの提示を求められることなく橋の上に出られます。

ただしカナダもアメリカも入国審査がありますので、万が一パスポートを持たずに橋の上に出てしまうとカナダにもアメリカにも入ることができません

あと一生橋の上で暮らしていただくというわけにはいきませんが、カナダに再入国するための手続きが難しくなります。橋の上に出る前に必ずパスポートを確認してください。

アメリカに入国するには、陸路でもESTAという事前渡航証明の取得が必要となりました。72時間前までにオンラインで申請、取得できます。ESTAの申請料はUS21ドルです。

90日以内にアメリカへ入国された方はI-94Wという入国許可がパスポートに紐付けされているので、この記録を呼び出すことでアメリカに再入国できます。

I-94Wの記録がない(過去90日以内にアメリカの入国許可を得ていない)場合は、アメリカ側の入国審査場で取得します。陸路で入国する場合は、I-94W取得にUS6ドル必要です。クレジットカードでも支払えます。

レインボーブリッジの渡り方

レインボーブリッジ、カナダ側アメリカへ向かう入り口です。

国境なので橋のたもとに免税店があります(お買い物できるのは、車で国境を越える人のみです)。

免税店の裏側に歩行者用の入り口があります。

To U.S.A.と書いてあるドアから建物の中に入ってください。

中には橋の通行料を払うために必要な小銭の両替機があります。25セントのコインが4枚必要です。カナダの1ドルコインも使用できるようでした。

一人分のコイン(1ドル相当)を投入してバーを押し橋の上に出ます。

橋の上に出ました。これでカナダを出国したことになります。並んでいるのは、これからカナダの入国審査を受ける人々です。

滝を眺めながら、アメリカを目指して歩きます。

実際の国境は橋の真ん中です。

橋の欄干には、国境を示す表示もあります。せっかくレインボーブリッジを歩いて渡るなら、ぜひここでナイアガラの滝をバックに写真を撮ってください。

橋を渡り終わったところがアメリカの入国審査場です。写真は撮れません。

入国審査を終えて建物を出ると、ニューヨーク州立公園です。

アメリカも出国審査がありません。帰りは一歩通行の回転扉を通ってレインボーブリッジの上に出ます。

観光シーズン中は、入国審査の順番待ちに長く並ぶこともあります。レインボーブリッジを渡る時は、時間的に十分な余裕を持って出かけてください。

橋を渡るだけなら、片道10分ほどで歩けます。

パスポートと時間の余裕を持ってアメリカへGO!

島国日本で生まれ育ったわたしたちにとって、歩いて国境を越える機会は珍しいものです。アメリカ経由でカナダへ渡航した方はもちろん、アメリカのESTAを取得済みの方は、レインボーブリッジを渡ってカナダとアメリカを行き来できます。

ナイアガラの滝で時間があるのであれば、ぜひ歩いてレインボーブリッジを渡ってみてください。ナイアガラの滝をバックに国境を跨いで撮る写真は、とても良い記念になるでしょう。

ただ、くれぐれも国境であることを忘れずに。パスポートと時間の余裕を持って出かけるようにしてください。

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